「元に戻る」ことをゴールにしなかった理由。復職後に考えたこと

ニャック

こんにちは、ニャックです。

復職するとき、世間では「元通りに働けるようになること」がゴールとされがちです。

でも僕は、2ヶ月間の休職を経て現場に戻ってから、少し違うことを考えるようになりました。

もちろん、以前のようにバリバリ働きたい気持ちがゼロだったわけではありません。

ただ、もし「元に戻った」先が、あの時ストレスの限界を迎えた道と同じだとしたら。
そう思うと、正直、元に戻ることだけが正解だとは思えなくなったんです。

「元に戻る」って、本当に“安全なゴール”なんだろうか。

※この記事は医療的な判断ではなく、あくまで僕の体験ベースです。つらさが強い場合は、早めに産業医や医療機関などに相談してください。

目次

100%を目指すと、毎日が「採点」になってしまう

復職してまず突きつけられたのは、動ける日もあれば、どうしても無理な日があるという当たり前の現実でした。

以前の自分を100点として、そこに戻すことだけを目標にしてしまうと、どうしても毎日が自分への「採点」になってしまいます。

  • 今日は80点分しか動けなかった
  • また配慮してもらって、迷惑をかけた

こんなふうに自分を責める毎日が続くと、せっかく復職したのに、心が休まる暇がありません。

完全復帰=唯一の正解にすると、復職後も“ずっと緊急対応”みたいになります。

だから僕は、完全復帰を“唯一の正解”にするのをやめました。
(正解を捨てたというより、正解を増やした、に近いかもしれません)




同じ道を繰り返さないための、自分なりの「線引き」

復職後の自分にとって、一番怖かったのは「また頑張れてしまうこと」でした。
少し調子が良くなると、つい昔のペースに戻りたくなってしまうからです。

だから、自分の「意志」に頼るのではなく、目に見える「ルール」で支えることにしました。

  • 残業の上限を決める(吸収を“残業”に寄せない)
  • 在宅勤務の比率を増やす(回復の余白を確保する)
  • 「全部守る」をやめる(守る順番を決め直す)
  • 例外を常態化させない(“たまに”が“いつも”にならないように)

完璧には守れない日も、心苦しく思う瞬間も、正直あります。

でも、例外を「当たり前」にしない。
「戻らない」という意思を、ルールで支える方が、僕にとっては現実的でした。

復職後の“線引き”をもう少し具体的に書いた記事はこちらです。

変化を受け入れる:戻るより「作り直す」

復職という時間は、体力を戻すだけではなく、価値観を今の生活に合わせて調整する時間でもありました。

前と同じように働けない自分に、ふと情けなさを感じる日もあります。

でも、無理やり「元通り」の自分に押し込めたら、たぶんまた同じ場所で倒れてしまう気がするんです。

戻るのではなく、今の自分と、今の家庭を大切にしながら、長く続けられる形を「作り直す」
その変化を受け入れることの方が、今の僕には必要だったのだと思います。

復職後に選んだ働き方(理想より“続けられる形”)の話はこちらです。




人生のSPOF(単一障害点)を減らす

迷ったときに僕がいつも思い出すのは、インフラ運用でもお馴染みの「SPOF(単一障害点)」の話です。

仕事だけに人生のすべてを預けてしまうと、仕事が揺れた瞬間に、家庭も自分の心も、まとめてダウンしてしまいます。

復職のゴールを「仕事での完全復活」に置かないのは、仕事以外の場所にも、自分の重心を分散させておきたいからかもしれません。

ニャック

“元に戻る”より、“倒れない設計”に寄せる…って考えると、少し楽になりました。

この考え方の原点(僕が迷った時に戻る場所)はここです。

結論は出さない。余白を抱えたままでいい

まだ、これで良かったのかは分かりません。

でも、答えを出さずに、迷いながら「余白」を抱えて生きていく。
今は、そのくらいの中途半端さが、自分にはちょうどいい気がしています。

「元に戻る」じゃなくて、「同じ道を繰り返さない」をゴールにしてみる。

ここから読めます

今回の話の前後や、関連するテーマは下の記事で繋がります。気になるものからで大丈夫です。

復職前に決めた条件と線引き(ルールの話)です。

復職後に選んだ働き方。理想ではなく、続けられる形を優先した話です。

復職後に無理をしないために決めた「3つのルール」です。

テレワーク多め・残業制限という働き方は甘えなのか?を整理した記事です。

休職中、何を考えていたか。仕事・家庭・自分との距離の話です。

迷った時に戻れる“原点”(人生のSPOFの話)です。最後に置いておきます。

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