
こんにちは、ニャックです。
インフラ運用の現場に長くいると、
ある日ふと、気持ちが追いつかなくなるような感覚に出会うことがあります。
「はっきり辞めたい理由があるわけじゃない。
でも、一生このまま続けたいかと聞かれると、自信がない。」
そんな、白黒つけられない“グレーな状態”にいる人は、決して少なくないと思います。
ネットを見れば、
「インフラ運用は詰む」「早く開発に行け」
といった極端な言葉も目に入りますが、現実はそこまで単純ではありません。
この記事では、
インフラ運用に10年以上携わってきた僕自身が、
「辞めるか、続けるか」で悩んだときに実際に使っていた
3つの判断軸を整理してみます。
感情を切り分ける「3つの判断軸」
モヤモヤしているときほど、
不満や不安はいくつも絡み合っています。
まずは、次の3つに分けて考えてみてください。
① 「仕事内容(技術)」が嫌いになったか?
新しい技術を学ぶのが苦痛に感じる
障害の原因を追うプロセスに、もう興味が持てない
構成図や設計を見ても、何も感じなくなった
もしここが完全に「Yes」なら、
職種そのものを見直すタイミングかもしれません。
ただ、僕の場合は違いました。
ここは、はっきり「No」でした。
②「働き方(環境)」が限界なのか?
次に考えたのが、働き方です。
- 夜間・休日の対応が当たり前になっている
- 「自分しか分からない」状態に縛られている
- 常に気を張っていて、心が休まらない
僕が一番消耗していたのは、ここでした。
仕事が嫌いなわけではない。
でも、24時間ずっと仕事のことが頭から離れない環境は、別の問題です。
③ 「生活(ライフステージ)」と合わなくなっていないか?
最後が、生活との相性です。
- 独身時代は気にならなかった不規則さが、重く感じる
- 家族との時間を削ることに、引っかかりを覚える
家庭を持ってから、ここが一気に大きくなりました。
これを分けずに考えると、
「自分はこの仕事に向いていないんだ」と、必要以上に追い込んでしまいます。
この迷いは、
自分の判断力が落ちたからではなく、
インフラ運用という仕事を
長く続けてきた結果として
少しずつ積み重なってきたものなのかもしれません。

「辞める」以外の選択肢もあった
3つを整理した結果、
僕が出した答えはこうでした。
「今すぐ辞める必要はない。でも、このままでも続かない。」
そこで選んだのは、
辞める・続けるの二択ではなく、立ち位置を変えるという選択です。
- 「自分がいないと回らない」状態を、意識的に崩す
- 無理な対応や特急案件を引き受けすぎない
- 社内での期待値を、少しだけ下げる
評価が一気に上がることはありません。
でも、生活は確実に安定しました。
評価よりも、まず生活を守る。
当時は、その順番を選んだだけです。
迷っている時点で、もう十分考えている
最後に、これだけは伝えたいです。
迷っているということは、
ちゃんと仕事に向き合ってきた証拠だと思います。
何も考えずに流していれば、
「このままでいいのか」なんて悩みません。
真面目に、誠実に現場を守ってきたからこそ、
その重さに疲れただけなんです。
今、迷っているあなたへ
- すぐに結論を出さなくていい
- これは逃げでも甘えでもない
- いまは「人生の棚卸し」をしているだけ
「何がきついのか」を分けて考えるだけで、
気持ちは少し整理されます。
答えが出なくても大丈夫です。
僕も、悩みながら調整しながら、
今日も現場と向き合っています。

一緒に、少しずつ整理していきましょう。
おわりに
もし今、暗い画面の前で一人悩んでいるなら、
まずはこの3つの軸で、自分の気持ちに印をつけてみてください。
そして、
自分一人で抱えきれなくなる前に、
誰かに話したり、外の事例を見てみるのも一つの方法です。
自分自身の調子が大きく崩れてしまう前に、
ほんの少し、立ち止まる時間を取ってもいいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。






