
こんにちは、ニャックです。
この記事は、
ここまで書いてきた話の、
ひとつの区切りです。
インフラ運用の現場に身を置いて10年以上。
官公庁や大学のシステムを支え、家庭を持ち、
そして一度、体調を崩しました。
その経験を経て、僕は自分の働き方、
そして「生き方」そのものを根本から考え直すようになりました。
この記事は、
これまで書き綴ってきた「インフラ運用と人生」に関するお話の、
一つの区切りです。
「こうすれば正解」という華やかな成功法則ではありません。
迷い、悩み、ボロボロになりながら、
それでも必死に考えてきた過程を、
そのまま残しておこうと思います。
もし今、仕事や家庭、将来のお金のことで「なんだか重苦しいな」と感じているなら、
この記事があなたの心を整理する入口になれば嬉しいです。
ここに書いている内容は、
ある日突然たどり着いた答えではありません。
体が止まり、
休職を決断し、
働き方やお金との向き合い方を、
一つずつ見直してきた過程の延長線にあります。
ここに書いている内容は、
ある日突然たどり着いた答えではありません。
体が止まり、
休職を決断し、
働き方やお金との向き合い方を、
一つずつ見直してきた過程の延長線にあります。
この考えに至るまでの話




人生のすべてを「仕事」というサーバーに預けていた
振り返ると、当時の僕はあまりにも多くのものを「仕事」というたった一つの基盤に預けすぎていました。
- 毎月の生活費
- 将来への漠然とした安心
- 「家族を守っている」という自尊心
「ちゃんと働いてさえいれば、すべては大丈夫」
そう自分に言い聞かせないと、不安で立っていられなかったのだと思います。 仕事が安定していれば安心できる。けれど裏を返せば、仕事というサーバーがダウンした瞬間に、人生のすべてが一気に連鎖倒壊(カスケード失敗)する状態でした。
今思えば、それはインフラエンジニアとして最も避けるべき「SPOF(単一障害点)」を、自らの人生に作っていたようなものでした。

今思うと、かなり危ういバランスでした。
「疎結合」な生き方:仕事・家庭・お金を切り分ける
最初は、これらを分けて考えることに抵抗がありました。
大切な家族のことや、
切実なお金の話を、
仕事と切り離すのはどこか冷たいことのように感じていたからです。
でも実際は、
全部を一つの箱に混ぜていたからこそ、苦しかったのです。
- 仕事がうまくいかないと、家庭の空気まで重くなる
- お金の心配をすると、仕事で正しい判断ができなくなる
すべてが密結合すぎて、どこから手をつければいいのか分からなくなっていました。 だから、僕は意識的に**「別の箱に入れる」**ことにしたのです。
- 仕事は、仕事。(プロとして全力を尽くすが、自分自身のすべてではない)
- 家庭は、家庭。(仕事の状態に左右されない、絶対的な居場所にする)
- お金は、お金。(仕事以外のルートや資産形成も視野に入れ、依存度を下げる)
それぞれの箱を独立させる。それだけで、頭の中のノイズが驚くほど静かになりました。
この考えに至るまでの背景は、
別の記事で、もう少し具体的に書いています。

手に入れたのは「安心」ではなく「選択肢」
正直に言えば、
これで老後が安泰になったとか、
不安がゼロになったわけではありません。
ただ、
はっきり変わった感覚があります。
それは、「人生が一本道ではなくなった」という感覚です。
「仕事がすべて。それが崩れたら終わり」と思い込んでいた頃に比べ、
心にわずかな余白ができました。
「もし今の道が塞がっても、別の道を探せばいい」
そう自分に許可を出せたこと。
選択肢を持てたこと。
それが何よりの救いでした。
「楽になること」は「逃げること」じゃない
誤解されたくないのは、
僕は決して頑張ることをやめたわけではない、
ということです。
仕事を投げ出したわけでも、
家庭をないがしろにしているわけでもありません。
ただ、「一箇所に魂を預けすぎない」ようにしただけです。
頑張ること自体は素晴らしい。
でも、「頑張れなくなった瞬間に、すべてが崩壊するシステム」は、
あまりにも残酷です。
「今日は頑張れないな」という日があっても、
人生がすぐに終わるわけじゃない。
そう思えるようになっただけで、
10年走り続けてきた僕の呼吸は、
随分と楽になりました。
【結び:答えのない道を、これからも】
ここまで書いておいて、僕の出した結論はこれです。
「今も、まだ迷っている」
これで良かったのか、
別の選択肢があったのか、
正解は分かりません。
でも、仕事・家庭・お金を分けて考え始めたことで、
少しだけ前を向けるようになったのは事実です。

それだけで、今は十分かなと思っています。
このあたりの迷いについては、
別の記事で、もう少し正直に書いています。

この記事が、
今まさに暗闇の中で踏ん張っている誰かにとって、
自分自身の人生をメンテナンスするための「考える材料」になれば幸いです。
これからも、迷いながら、考え続けていこうと思います。
ここから先の話
ここまでが、
自分の中で大きく考え方が変わったところです。
ただ、
これで終わりではありません。
この先は、
インフラ運用の現場で感じたことや、
仕事と家庭のバランス、
お金との付き合い方について、
もう少し具体的な話を書いていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




