休職は逃げじゃない。インフラエンジニアが一度立ち止まってよかった理由

ニャック

こんにちは、ニャックです。

休職を選んだあと、しばらくの間、ずっと頭の片隅にありました。

「これって逃げなんじゃないか」
「自分が弱いだけなんじゃないか」
「戻れなくなるんじゃないか」

たぶん、同じ不安を抱える人は多いと思います。

でも今は、はっきり言えます。

休職は、逃げというより「判断」でした。

この記事では、休職前に怖かったこと、
休職中に起きた変化、結果的に守れたものを整理します。
「休職=キャリア終了」みたいな極端な話じゃなく、
続けるために一度止めたという感覚に近い話です。

※医療的な判断はできないので、ここで書くのはあくまで「僕の体験」と「会社員として動くときの考え方」です。
症状が強い場合は、早めに専門家に相談してください。

目次

休職前に怖かったのは「止まること」そのものだった

休職の判断が現実味を帯びてきた頃、僕が一番怖かったのは、実は「休むこと」そのものだった気がします。

「体が限界かも」と分かっていても、止まるのが怖い。

  • 評価が落ちるのではないか
  • 迷惑をかけるのではないか
  • 戻れなくなるのではないか
  • 家族を守れなくなるのではないか

こういう不安が、休む方向にブレーキをかけ続けていました。

しかも厄介なのが、体調が悪いときほど思考が極端になることです。

「休む=終わり」
「休む=負け」
「休む=全部失う」

そう思い込みやすい。

ニャック

今振り返ると、あの頃の自分は“冷静に判断できる状態”じゃなかったと思います。

休職してすぐ「スッキリ」したわけではなかった

休職が決まった瞬間、すべてが楽になる……みたいな話ではありませんでした。

最初は、罪悪感もありました。

「自分だけ止まっていいのか」
「現場は回っているのに」
「家族に心配をかけているのに」

そして、思考もすぐには止まりません。

休んでいるはずなのに、頭の中はずっと障害対応の“続き”をやっている。
通知が鳴っていないのに、スマホを見てしまう。
何も起きていないのに、心が待機状態のまま。

自分の場合は、休みに入ってもすぐには寝方が戻りませんでした。
「休む」って決めたのに、体がまだ緊張していて、4〜5時間くらいで目が覚める感覚が残っていたんです。

だから最初は、「休職してるのに回復してる気がしない」と感じる瞬間もありました。

ただ、それでも大きかったのは、

これ以上、悪化させない”方向に舵を切れたことです。

インフラ運用で言えば、まずは被害拡大を止める。
いったん止めて、切り分けて、落ち着かせる。

休職は、それに近い動きでした。

休職中に起きた「小さな変化」が一番効いた

休職中に劇的に何かが変わった、というより、
小さな変化が少しずつ積み上がった感覚です。

例えば、こういう変化です。

  • 眠れる日が少しずつ増える(睡眠が“回復”として機能し始める)
  • 体の反応(動悸・吐き気など)が落ち着く瞬間が出てくる
  • 「今日は何もしない」ことへの罪悪感が少し減る
  • 仕事と自分の距離が少しだけ離れる

この「距離」が、本当に大きかったです。

仕事のことを考えない時間が少しでも増えると、ようやく“自分の状態”が見えるようになってきます。

休職前は、しんどいのに「しんどさを観測する余裕」すらなかった。

回復って、気合で作るものじゃなくて、
余白ができたときに初めて始まるんだと思いました。

結果的に守れたのは「キャリア」より「生活の土台」だった

休職前の僕は、「キャリアが壊れる」ことを恐れていました。

でも、休んでみて分かったのは、
本当に危なかったのは、キャリア以前の部分でした。

例えば、こんな土台です。

  • 判断力(仕事でも家庭でも、判断が鈍ると一気に崩れる)
  • 回復力(寝ても戻らない状態が続くと、長期戦になる)
  • 家庭の空気(家が休めない場所になると本当にきつい)
  • 「自分は大丈夫」という感覚(これが消えると立て直しが難しい)

休職は、「仕事を捨てた」じゃなく、
生活の土台が崩れる前に止めたという感覚に近いです。

ニャック

壊れてから直すより、壊れる前に止める方が、ずっと現実的でした。

休職は「続けるための判断」になった

休職って、言葉の印象が強いです。
でも僕の中では、意味が少しずつ変わりました。

休職は、キャリアを終わらせるものじゃなくて、続けるための判断。

働き続けるには、心身が“稼働できる状態”である必要がある。
当たり前のことなのに、当時はそれを自分に適用できませんでした。

休職を経験して、ようやく「自分も守っていい」と思えるようになった。
それが一番大きな収穫だった気がします。

まとめ:休職は「逃げ」じゃなく、リスクを止める判断だった

休職前は、怖かったです。
罪悪感もありました。

でも今は、こう思っています。

休職は、人生のリスクを止める判断だった。

そして、止まったからこそ、
「辞める/続ける」だけじゃない選択肢が現実になりました。

ニャック

次の記事では、復職後に無理をしないために「決めたルール」を整理します。

ここから読めます

体が止まりかけて、「これはおかしい」と自覚した日の話です。

上司・産業医・精神科医の流れで「診断」まで進めた話(手順の整理)です。

上司と産業医に相談し、休職を決断するまでの体験談(流れの詳細)です。

休職中、何を考えていたか。仕事・家庭・自分との距離の話です。

仕事・家庭・お金を切り離して考えるようになった背景(考え方の原点)です。

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