休職中に見落としがちな「天引き」の話。社会保険料と住民税が“残る”理由(チェックリスト)

ニャック

こんにちは、ニャックです。

休職って、本来は心と体を休めるための時間のはずなんですが、
現実は「お金の不安」がもれなくセットでついてきます。

僕自身、休職期間は幸いにも有給を消化する形でカバーできたので、完全に無給になる期間は作りませんでした。

でも、当時はずっと頭の片隅にありました。

「もしこのまま長引いて、無給になったら…家計どうなるんだろう」

特に怖いのが、これです。

給与が減っても、天引きされていた支払いは“形を変えて残る”

この記事では、休職中に見落としがちで、あとからジワジワ効いてくる社会保険料と住民税の話を、できるだけシンプルな「確認ステップ」として整理します。

難しい制度の解説というより、見えない不安を「見える化」して心を落ち着かせるためのメモです。

※会社の規程・加入している健保(協会けんぽ/健保組合)・自治体によって扱いは変わります。ここでは「一般的な考え方」と「確認すべきポイント」としてまとめます。最終的なご判断はご自身の状況に合わせて、無理のない範囲でお願いします。

目次

結論:休職中の家計をバグらせるのは「支給ラグ」と「固定の支払い」

多くの人が最初に想像する不安は「給与が減る」ことだと思います。

でも、本当に家計にダメージを与えてくるのは、だいたいこのコンボです。

  • 給与が減る(またはゼロになる)
  • でも、税金や社会保険料の支払いは止まらない
  • 制度があっても、入金されるのは“後”になりやすい(※ケースあり)

つまり、収入と支出のタイミングがズレるんですよね。

だからこそ、休職に入って最初にやるべきは「気合で耐える」ではなく、現状の確認でした。

ステップ①:いま自分が「どの状態」にいるかを確定する

まず、ここが曖昧なままだとすべての計算が狂い、不安が広がります。

  • 有給消化中(給与や天引きは基本そのまま)
  • 欠勤(給与が減る、またはゼロになる)
  • 休職(会社の規程により、扱いや期間が決まる)

自分が今どのフェーズにいて、いつ次のフェーズに移行するのか。
ここを確定させた上で、「給与がどうなるか」「天引きがどうなるか」を紐解いていきます。

ステップ②:社会保険料は「無給でも発生する」(一番の落とし穴)

休職して一番驚くのは、ここかもしれません。

給与がゼロになっても、社会保険料(健康保険・厚生年金)は原則として“発生し続ける”

給与がないので「天引き」はできなくなりますが、支払いが免除されるわけではありません。
この天引きできない期間の保険料をどう支払うかは、会社によって扱いが分かれます。

  • 会社から毎月請求が来て、指定口座に振り込む
  • 会社が一旦立て替えておき、復職後にまとめて控除される(後からドンと来る)
ニャック

「天引きが止まった=払わなくていい」ではなく、
「支払い方法が手動に変わる」だけ、ということが多いです。

ステップ③:住民税は“去年の収入”に対して来る(時間差のダメージ)

住民税は、ざっくり言うと「前年の所得」に対して課税される仕組みです。

つまり、「いま休んでいて収入がない」という現在の状況に関わらず、
「去年しっかり働いていた分の税金」が時間差でやってきます。

こちらも給与天引き(特別徴収)が難しくなると、支払い方法が変わるケースがあります。

  • 特別徴収を継続:会社が立て替えて後日精算など(会社運用による)
  • 普通徴収に切り替え:自宅に納付書が届き、自分で支払う




ステップ④:会社(人事や上司)に確認する「5つのこと」

心身が疲弊している休職中に、複雑な制度をすべて自分で調べるのは無理です。

なので僕は、「会社に聞くこと」をあらかじめ固定してしまいました。

  • 欠勤や休職の扱い(いつまで有給で、いつから無給になる?)
  • 社会保険料の支払い方法(毎月振り込み?復職後にまとめ払い?)
  • 住民税の支払い方法(普通徴収へ切り替わる?)
  • 連絡のルール(窓口は誰で、どのくらいの頻度で状況報告すればいい?)
  • 手続き関連(診断書の提出タイミング/必要なら制度の手続き方法)

この5つがクリアになるだけで、「知らぬ間に詰んでしまうかも」という恐怖はかなり薄まります。

ステップ⑤:数字で“差分”を見る(一番の精神安定剤)

漠然とした不安を減らすには、精神論ではなく数字を見るのが一番でした。

(手元に入るお金)−(絶対に出ていくお金)= 毎月の差分(赤字額)

ざっくりで構わないので、この表を埋めてみます。

見るもの何を確認する?
手元に入るお金有給消化中の給与、または制度の見込み額
(※制度は入金までラグが出ることがある)
出ていくお金家賃・食費・日用品などの最低生活費
+ 社会保険料・住民税(今回の主役)
差分毎月、貯金をいくら取り崩すことになるか

この「毎月の赤字額」が可視化されると、
「生活防衛資金で〇ヶ月は耐えられる」という具体的なゴールが見えます。

そうなれば、「とにかく不安」という状態から、「計算できるリスク」へと変わるんです。




まとめ:休職中の支払いは、まず「見えない敵」を「見える化」する

休職中のお金の話は、ネットで調べ始めると情報が混ざっていて、かえって疲れてしまいます。

でも、本当に押さえておきたいのはここだけです。

給与天引きが止まっても、支払いが消えるわけではない。
だからこそ、会社への確認事項を最小限に絞り、毎月の「差分」を出して、手元の資金でしのげる期間を計算する。

休職中は「休むこと」が一番の仕事です。
お金の不安は早めに「見える化」して、頭の外に出してしまうのが回復への近道だと思います。

ここから読めます

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