
こんにちは、ニャックです。
休職や復職を挟んで、働き方を組み替えたあと。
僕が次に考え始めたのは、「もしまた崩れたら、どれくらい止まれる?」ということでした。
これは投資で資産を増やす話ではありません。
休むときのお金の不安を「手順」と「数字」に落として、管理できる形にする話です。
ちなみに僕自身は、結果的に有給の範囲内で休めたので、傷病手当金の申請まではしていません。
ただ当時は「有給が尽きたらどうなる?」が怖かったので、先に流れと数字だけ確認していました。
※お金や制度の話は出ますが、専門家としての助言ではありません。会社の規程や加入している健康保険(協会けんぽ/健保組合)によって扱いが変わることがあります。最終判断はご自身の状況に合わせて、無理のない範囲でお願いします。
まず最初にやること:有給で「何日止まれるか」を確定する
休むと決めた瞬間、いちばん先に不安になるのは「生活が崩れるかも」です。
僕が落ち着いたのは、まず有給が何日残っていて、いつまで給与100%が続くのかを確定させることでした。
- 有給残日数(あと何日?)
- 有給を使うと、カレンダー上いつまで?
- その後は「欠勤扱い」か「休職扱い」か(会社規程)
ニャック「いつまで100%で、どこから変化するか」が見えるだけで、不安が“霧”から“表”に変わります。
全体像:「有給」→「欠勤/休職」→(必要なら)「傷病手当金」
休職はメンタルの話ですが、現実はまず「給与がどうなるか」の話が来ます。
ざっくり全体像はこの3段です。
- まず有給(給与100%を維持)
- 有給が尽きたら欠勤/休職(ここで不安がピークになりやすい)
- 条件を満たせば傷病手当金(申請して、支給は給与の約2/3が目安)
大事なのは「自分はいまどこにいる?」が分かること。
不安の正体が、“ぼんやり”から“管理できるもの”に変わります。
(参考)傷病手当金は「休んだら自動」じゃない。最低限のポイント
僕は申請まで行っていませんが、当時「もし有給が尽きたら…」に備えて、ここだけ押さえていました。
- 医師が「働けない」と判断していること
- 連続3日間の休み(待期)が完成し、4日目以降も休んでいること
- 休んだ期間の給与が出ていない(出ていても手当金より少ない場合は差額)
- 業務・通勤が原因なら労災側になる可能性があること(ここは会社/専門家に確認)
ポイント:最初の3日間は“待期”で、4日目からが支給対象
待期の3日には、土日祝や有給休暇が含まれる扱いになるケースがあります。
(ここを知らないと「いつから申請できる?」がズレやすいです)
支給額の目安:ざっくり「標準報酬月額 ÷ 30 × 2/3」
厳密には計算ルールがありますが、最初は“ざっくり見える化”が先です。
傷病手当金(日額の目安)= 標準報酬月額(平均) ÷ 30 × 2/3
給与明細(標準報酬月額)を見ながら、電卓でOKです。
計算例:標準報酬月額が「45万円」の人
- 日額の目安:450,000円 ÷ 30 × 2/3 = 10,000円
- 1ヶ月休んだ目安:10,000円 × 30日 = 300,000円

数字の精度より、「ゼロかも」が「だいたいこれ」に変わることが効きました。
最大の落とし穴:給与が減っても「支払い」は続く
ここが一番ヒヤッとしやすいところです。
無給期間が発生すると、給与天引きできないだけで、
社会保険料(健康保険・厚生年金)や住民税の支払いが“別ルート”で来ることがあります。
- 社会保険料:会社から請求 or 復職後にまとめて精算、など会社運用で変わる
- 住民税:特別徴収→普通徴収に切り替わり、本人払いになることがある
「手当があるから大丈夫」じゃなくて、
「支給までのラグ+支払い」を耐える現金が必要
ここで生活防衛資金が効く:「家計」と「差分」を出す
ここで、冒頭の“止まれる余白”の話に戻ります。
たとえば、防衛モード(節約時)の生活費が月27万円だとして。
- (仮)手当 30万円 − 支払い 5万円 = 手元 25万円
- 生活費 27万円 − 手元 25万円 = 毎月2万円の赤字
この「毎月2万円の赤字」と、「支給までのラグ(数週間〜)」の分だけ埋められれば、生活は破綻しません。
必要なのは、漠然とした不安への“気合”じゃなくて、
差分を埋めるバッファ設計でした。
僕が先にやったことは3つだけ(手順)
- 会社の規程を確認(欠勤/休職の扱い/社会保険料や住民税の徴収方法)
- 主治医と「働けない」を言語化(診断書のタイミングや書き方の相談)
- 現金バッファを先に確保(ラグ+支払い+差分を耐える分だけ口座に残す)
僕はここで、ようやく「二択」から降りられました。
止まれる余白があるだけで、「無理して続けるか、辞めるか」だけの極端な二択じゃなくなるんですよね。
まとめ:制度は“安心”じゃなく「判断の余白」を作るために使う
休職の不安って、体調だけじゃなく「生活が崩れるかも」という恐怖が一気に来ます。
だから僕は、制度を「完璧な正解」として頼るのではなく、
判断の品質を落とさないための余白として扱うようになりました。
止まれる余白(資金)があるだけで、選択肢が現実になる
次にやることは、投資で増やすことじゃなく“見える化”。
有給→欠勤/休職→(必要なら)傷病手当金の流れと、支払い・差分を計算して、そこを埋める現金だけ先に確保する。
僕はこれが一番、現実的な「生活防衛」でした。
ここから読めます
今回の話の背景や、考え方の流れは下の記事から辿れます。気になるものからで大丈夫です。
仕事だけに依存しないために考え始めた、お金と選択肢の話です。

仕事・家庭・お金を切り離して考えるようになった背景(考え方の原点)です。

復職後に無理をしないために決めた「3つのルール」です。

休職中、何を考えていたか。仕事・家庭・自分との距離の話です。





