
こんにちは、ニャックです。
休職から復職したあと、最初に思ったのはこれでした。
「元に戻る」ことをゴールにしたら、また同じ道を繰り返すかもしれない。
もちろん、仕事は続けたい。
でも、また壊れるのはもっと怖い。
だから僕は、復職後に「頑張り方」を変えるために、いくつかルールを決めました。
この記事では、その中でも特に効いた3つを整理します。
キラキラした自己啓発じゃなくて、再発しないための自己防衛の話です。
※医療的な判断ではなく、
あくまで僕の体験ベースです。症状が強い場合は、早めに専門家に相談してください。
ルール① 残業は「頑張ったら増える」じゃなく「上限を決める」
復職後、僕は会社側から残業に制限(上限)がつきました。
最初は少し申し訳なさもありました。
でも今は、こう思っています。
ニャック残業って、気合で増やすものじゃなくて、リスクとして制御するものだった。
インフラで言えば、CPU使用率が危険域に入る前に上限(クォータ=使っていい枠)を決めておくのと同じです。
落ちてから復旧する方が、結局コストが高い。
具体的には、こういう運用にしました。
・「今日はここまで」を先に決めて、時間が来たら終わる
・終わらなかったら、「未完了リスト」を残して報告する
・「今日中」依頼が来ても、優先順位を確認して入れ替える
昔の僕は、ギリギリでも「やれば何とかなる」で吸収していました。
でもそれって、周りから見ると「いける人」に見えるんですよね。
結果、さらに積まれる。
そして壊れる。
だから今は、残業制限を“盾”として使うようにしました。
ズルじゃなくて、再発防止の仕組みです。
ルール② タスクは「全部やる」じゃなく「同時に抱える数を制限する」
復職後もしんどかったのは、
大量のタスク+割り込み+今日締切みたいな依頼が重なるときでした。
この状態になると、僕は吐き気や動悸が出やすかったです。
(体が先に「危ない」を知らせてくる感じ)
だから僕は、「タスクの受け方」自体を変えました。
ポイントは、“作業量”ではなく“同時並行(WIP=同時に抱える作業数)”を減らすことです。
インフラでも、同時にいじる箇所が増えるほど事故ります。
変更作業は、小さく・少なく・切り分けてが基本。
具体的にやったのは、この3つです。
・「今抱えているもの」を可視化して、追加依頼が来たら一覧で見せる
・追加するなら「何を落とすか」を上司(または依頼元)に選んでもらう
・「今日中」依頼は、条件付きで受ける(範囲・品質・期限を再定義する)
このとき使っていた言い方は、だいたいこんな感じです。
今の稼働だと、今日中にできるのはここまでです。
これを入れるなら、AかBのどちらかは明日に回していいですか?
昔の僕は、「全部やります」で受けて、自分の中で爆発していました。
でも今は、「できない」を言うために、先に「できる範囲」を出すようにしています。

“断る”というより、“条件をそろえる”感覚の方が近いです。
ルール③ 相談ラインを「限界」じゃなく「兆候」で決める
一番大事だったのはこれかもしれません。
昔の僕は、限界までいってから相談していました。
でもそれだと、もう遅いことがある。
だから今は、「壊れる一歩手前」ではなく「壊れ始めの兆候」で相談するようにしています。
僕の場合、兆候はだいたいこのあたりでした。
・「今日締切」系が続き、常に追われている感覚が戻ってきた
・割り込みが増えて、思考が切り替わらない
・動悸・吐き気など、体の反応が出る
・寝ても回復せず、睡眠が回復として機能しない
兆候が出たら、僕は「気合で耐える」じゃなくて、相談・調整の手順に切り替えます。
場合によっては、医師に相談して、業務軽減が必要だという内容で診断書を書いてもらったこともあります。
(ねじ伏せるためじゃなく、現実を動かすための書類として)
「できません」を言う基準は、気持ちじゃなく“条件”にした
復職後に一番変わったのは、ここかもしれません。
以前は、「しんどいけど頑張る」を優先していました。
今は、稼働条件として判断します。
たとえば、こんな基準です。
・期限が今日でも、品質を守ると間に合わないなら、範囲を調整する
・割り込みで崩れるなら、優先順位を上司に決めてもらう
・残業制限を超えるなら、できたところまで報告して終業する
このやり方に変えてから、僕の中の罪悪感は少し減りました。
「自分が弱いからできない」じゃなくて、
「条件上、無理なものは無理」だと思えるようになったからです。
まとめ:ルールは“甘え”じゃなく、再発しないための仕組みだった
復職後に決めた3つのルールは、こうです。
① 残業の上限を決める(吸収しない)
② 同時に抱えるタスク数を制限する(WIPを増やさない)
③ 相談ラインを“限界”じゃなく“兆候”で決める(手遅れにしない)
正直、これが正解かどうかは分かりません。もっと上手いやり方もあると思います。
でも、以前よりも気持ちが楽になったのは事実です。
少なくとも、また同じ道を繰り返す確率は下げられたと思っています。
ニャックルールは「頑張るため」じゃなく、「壊れないため」に置く。
次の記事では、「テレワーク多め・残業制限の働き方は甘えなのか?」について、もう少し踏み込んで書きます。
ここから読めます
この記事の背景や前後関係は、こちらにもまとめています。
休職は逃げじゃない、と思えるようになった話です。

体が止まりかけて、「これはおかしい」と自覚した日の話です。

上司・産業医・精神科医の流れで「診断」まで進めた話(手順の整理)です。

上司と産業医に相談し、休職を決断するまでの体験談(流れの詳細)です。

休職中、何を考えていたか。仕事・家庭・自分との距離の話です。

仕事・家庭・お金を切り離して考えるようになった背景(考え方の原点)です。





