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現役システムエンジニアが教える。IT企業への就職を目指すなら取っておくと有利な学生でも取れる資格3選!

こんにちは!ニャックです。

今回は就活の話題です。

私は現役のシステムエンジニアですが、会社で働き始めてからも資格の取得は会社から強く言われます。

私が働いている会社の場合、資格を取らないと昇進ができないなどのデメリットがあるため、定期的に資格を取る必要があります。

資格と一言で言っても何でも良いというわけでは無く、ちゃんと会社から評価される資格を取得する必要があります。

色々な資格がありますが、難易度はそれぞれ異なります。

小論文があったり、実務経験が無いと厳しい資格も中にはありますが、一方で学生さんやIT初心者の方でも比較的取得しやすい資格もあります。

会社に就職する前に然るべき資格を取得することができれば、確実に面接官や人事の評価は良くなります。

この記事では、就職活動をする際に持っていると有利になる資格を紹介し、オススメ度や初学者にとっての難易度などについて記載していきます。

就職活動で少しでも武器を増やしておきたい方に役立つ情報になると思います。

ニャック

資格を取得するのは就職活動において確実な武器になることは間違いありませんし、たくさん持っていれば間違いなく評価も高くなります。
しかし、就職活動ではエントリーシートや履歴書の内容を精査したり、面接の練習をしたりとやることは他にもたくさんあります。なので、資格取得ばかりに注力するのはNGです。
これから紹介する資格を1つでも持っていれば十分ですので、まずは1つを目標に計画を立てて取得してみてください。もし余裕があったら、2つ目以降をチャレンジすると良いと思います。

目次

基本情報技術者試験【オススメ度:★★★★★】【難易度:高】

まず紹介するのが「基本情報技術者試験」です。

この資格は、情報処理推進機構という組織が主催している資格で、合格すると経済産業大臣から認められる立派な国家資格です。

この資格はシステムエンジニアになったら、まずは取れと言われる資格の代表格だと思います。

私の上司はシステムエンジニアの免許のようなものと言っていました。

この資格を持っていないと、仕事に参加できないという制約がある場合があるなど、持っているだけでそれなりに評価される資格です。

しかし、初心者には難易度の高い資格かなとも思います。全く知識がない状態から始めるのであれば、最低でも半年間ほどは勉強期間を見ておいた方が良いでしょう。(一般的には200時間ほどの勉強時間が必要と言われています)

試験は午前試験と午後試験があり、それぞれ試験の特徴が違います。

簡単に説明すると、午前試験は4択問題(問題文が短い)が80問。
対して、午後試験は長文の問題を5問解く必要があります。どちらも試験時間は150分とかなり長丁場です。

午前と午後でそれぞれ対策すべき方向性は違いますが、共通している勉強方法としては、まずはテキストを読んで全体的に用語や計算方法を覚えて、あとは答えを覚えてしまうくらい、ひたすら過去問を解いていくという方法がオススメです。

なぜなら、この試験の特徴として、過去に出題された問題と類似する問題や全く同じ問題が出るからです。

特に午前問題については、半分くらいが過去に出題された問題と同じ場合もあります。

60%の正答率で合格できるので、80問中48問正当できれば合格できるので、そのうち40問が過去問を解いて答えが解っていれば合格できそうですよね。

午後試験については全く同じ問題が出ることはないですが、類似している問題が出ることもありますし、どちらかというと文章読解の能力が試されます。問題文をよく読めば、知識が無くても解けるように作られているので、問題文からいかに早く答えを見つけ出すのかを練習することで合格に近づけると思います。
とは言え、知識があった方が答えを導けやすくなりますので、午前試験の対策と合わせて基本的に知識はテキストで学んでおきましょう。

ニャック

ちなみに私は社会人になってからこの資格を取りました。
私はこの試験が苦手で、3回落ちましたw
結構この試験に苦手意識がありましたが、ちゃんと対策すれば受かります!

試験は毎年4月と10月の年2回です。受験できる機会が限られているので、お早めに準備を始めることをオススメします。

試験の申し込みは情報処理推進機構の公式HPから行うことができます。

詳しい試験内容などの詳細も載っていますので、興味のある方は見てみてください。

ちなみに私が使ったテキストはこちらのシリーズです。こちらと過去問を解いていれば十分だと思います。

過去問は基本情報技術者試験.comの過去問道場で無料で問題を解くことができるので、私はこれを活用しました。

ニャック

私の同期には学生時代に取得していた人も多くいたので学生さんでも取ることは十分可能だと思います。
余裕のある方は、基本情報技術者試験の上位となる応用情報技術者試験に挑戦してみるのこ良いと思います。

AWS認定資格【オススメ度:★★★★☆】【難易度:中】

続いては、AWS認定資格です。

AWSとはAmazon Web Serviceの略です。

そう。ネット通販で有名なあのAmazonです。

Amazonはネット通販だけで無く、色々なビジネスを行っています。

その中の1つがAWSであり、クラウドコンピューティングのサービスです。

クラウドコンピューティングというのは、インターネットを通してサーバやストレージなどを利用できるサービスのことです。

現在、クラウドコンピューティングの知識はエンジニアとしては必須に近い技術となってきています。

クラウドコンピューティングのサービスは色々な企業が様々なサービスを展開していますが、その中でもAWSはかなり代表的であり、各企業でAWSを利用したサービスに力を入れています。

私の会社でもAWSの資格を持っていると評価が高いです。

クラウドコンピューティングがよく分からないという方も、AWSを勉強することでどんなものなのか分かるようになると思いますし、学生やIT未経験者がAWSの資格を持っているというのは、先見の明があると思われ、とても評価が高くなります。

AWS認定資格と一言で言っても、数多くの種類があります。

Amazonのページを見てみると以下のような種類の試験があります。

  • クラウドプラクティショナー
  • ソリューションアーキテクト アソシエイト
  • デベロッパー アソシエイト
  • SysOps アドミニストレーター アソシエイト
  • ソリューションアーキテクト プロフェッショナル
  • SysOps アドミニストレーター プロフェッショナル
  • アドバンストネットワーキング
  • データアナリティクス
  • セキュリティ
  • 機械学習
  • データベース
ニャック

たくさんあり過ぎ!

たくさんありますが、全部を取る必要はありません。

この中で1つ取るのであれば、「ソリューションアーキテクト アソシエイト」を取得するのことをオススメします。

「ソリューションアーキテクト アソシエイト」を取得するとAWSの全体的な知識を持っている証明になりますので、評価をしてもらえやすく、効率が良いです。

勉強方法としては、テキストに一通り目を通して、実際にAWSを触ってみると良いと思います。

AWSはAmazonでアカウントを登録すれば無料で利用することができます。

実際に色々触ってみた方が学習効率が飛躍的に上がりますのでオススメです。

登録はこちらから行ってみてください。

また、Amazonの公式が勉強方法について公開していますので、こちらも参考にしてみると良いと思います。

学習時間としては2ヶ月ほどで合格レベルに行くことができると思います。

試験はテストセンターという所で受験をします。(環境が整っていれば、最近は自宅でも受験可能です。)
1年中いつでも受験できますので、「イケる!」と思った時点で受験をしてみましょう。

もし、いきなりはハードルが高いという方は、「クラウドプラクティショナー」から初めても良いでしょう。

ただし、「クラウドプラクティショナー」は入門編的な位置付けですので、あまり評価をしてくれない場合もあります。可能であれば、「ソリューションアーキテクト アソシエイト」を取得したい所です。

私が使っていたテキストは以下です。

LPICまたはLinuC レベル1 【オススメ度:★★★☆☆】【難易度:中】

最後に紹介するのは、LPICまたはLinuC です。どちらもレベル1〜3までありますが、レベル1だけでも就活の段階では十分です。余裕がある方はレベル2やレベル3にも挑戦してみてください。

こちらはLinuxと呼ばれるOSの知識を問う資格です。

サーバ等のOSはWindowsが主流ではありますが、Linuxで動いているサーバもかなり多く存在しています。

それなのに、Windowsに比べてLinuxを扱えるエンジニアは少ないので、Linuxを扱えるエンジニアは重宝されます。LPICまたはLinuCの資格を持っていれば、ある程度Linuxの知識があることを証明できますので、面接官からのウケが良くなる可能性が高いです。

LPICまたはLinuCはどちらか1つ取れば良いです。両者の違いはLPICは世界基準の資格でLinuCは日本基準の資格というところです。試験内容はほとんど同じと思っていただいて良いです。

日本企業での評価はどちらでもあまり変わりませんので、どちらかお好きな方を取得していただければと思います。外資系企業を考えている方はLPICの方が良いかもしれません。

LPIC公式HP

LinuC公式HP

勉強方法としてはこちらもテキストを一通りこなせば知識としては十分に対応できると思います。

一通り知識が付いてきたら、過去問をたくさん解いていくという方法をオススメします。

私はテキストと並行しPing-tというサイトを活用していました。

こちらのサイトではレベル1であれば問題を無料で解くことができますので、非常にコスパ良く勉強できます。

書籍でも問題集がありますので、そちらを利用しても良いと思いますので、ご自身にあっている方法で勉強してみてください。

勉強時間としては、1ヶ月程あれば合格レベルの知識を身につけられると思います。

こちらもAWSと同様にテストセンターでも受験となり、一年中受験することができます。

私が使っていたテキストは以下です。

ニャック

コマンド操作の問題があるので、そこはテキストだけで無く練習した方が良いかもしれません。Ping-tでも入力して練習することができます。
余裕のある方はLinuxサーバを構築してみると良い練習になると思います。
CentOSが練習には良いと思います。

さいごに

いかがだったでしょうか?

今回はIT企業への就職を目指すなら、持っていると有利な資格についてお話ししました。

まとめると以下になります。

まとめ

持っておくと有利な資格は以下の3つ!

  • 基本情報技術者
  • AWS認定資格(ソリューションアーキテクト アソシエイト)
  • LPICまたはLinuC(レベル1)

これらの資格には上位の資格がありますので、そちらを持っていれば当然そちらの方が評価されます。

しかし、残念ながら資格だけで内定が取れるほど就活は甘くありません。(零細企業などは採用してくれるかもしれません)

今回ご紹介した資格よりレベルが高い資格は、より学習時間を要しますし、就活に役立てるという面だけで考えるのであれば正直効率が悪いと思います。(もちろん将来的に役立つので無駄にはなりません。)

この他にも色々資格はありますので、ご自身の取得しやすい資格を探してみてください。
ただし、ちゃんと評価される資格である必要があることを忘れてはいけません。

同じパソコン系の資格でも「ワープロ検定」や「ITパスポート」などは評価されません。(持っていないよりマシですけどね。)

私が学生時代の時には、資格は1つも持っていなかったので、資格が無くても受かることは十分可能です。

しかし、今考えれば資格の1つでも取っておけば、もう少し楽に就活をできたかなとも思いますので、今回はこのようなお話をさせていただきました。

自分の武器を1つでも多くして、希望する就職先に内定を貰えるように頑張ってください!

ニャック

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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