
こんにちは、ニャックです。
「インフラ運用がつらい」って言うと、
たまにこう返ってくることがあります。
「それって甘えじゃない?」
でも僕は、これは根性の話というより、
構造の話だと思っています。
この記事では、インフラ運用が「しんどくなりやすい理由」を、
できるだけ仕組みとして整理します。
※医療的な判断ではなく、あくまで僕の体験ベースです。
症状が強い場合は、早めに専門家に相談してください。
理由① 「常に止められない」仕事になりやすい
インフラ運用は、基本的に「止めたら終わる」仕事です。
- 障害が起きたら、復旧まで止まれない
- 影響範囲が読めないときほど、判断の重みが増える
- 夜間・休日対応(オンコール)が、生活に混ざりやすい
しかも厄介なのは、
「何も起きてない時間」も緊張がゼロにならないところです。

通知が鳴っていないのに、心だけがずっと“待機中”みたいな感覚が残ります。
理由② 「失敗できない」圧が強いわりに、条件が揃わない
インフラは、失敗が表に出やすいです。
一方で、現場はいつも理想的な条件ではありません。
- 情報が足りない(ログがない/再現しない/現象が消える)
- 時間がない(今日中/即時/至急が重なる)
- 人が足りない(属人化していて、その人しか分からない)
つまり、
「失敗できないのに、失敗しやすい条件が揃いやすい」んですよね。
ここが、長期的に効いてきます。
理由③ 評価されにくい。むしろ「何も起きない」が当たり前になる
運用の成果って、目に見えにくいです。
- 障害が起きないように潰している時間
- 手順を整備して、事故率を下げている時間
- 地味な監視・棚卸し・改善の積み重ね
でもこれ、外から見ると「何もしてない」に見えやすい。
その結果、評価が「長くいる」「残業してる」に寄りやすくなって、
真面目な人ほど自分を削って埋め合わせしがちになります。
理由④ しんどさが「個人の問題」にされやすい
本当は構造の問題なのに、現場だとこうなりがちです。
- 「あなたが頑張れば回る」
- 「慣れればできる」
- 「向いてないんじゃない?」
もちろん努力が必要な場面もあります。
でも、構造がしんどいのに、個人の根性で吸収し続けると、どこかで限界が来ます。
僕の場合は、そこで体が止まりかけました。
じゃあどうする?「甘え」じゃなく、壊れないための設計に寄せる
ここまで読むと、ちょっと重い話に見えるかもしれません。
でも僕が言いたいのは、
「しんどいのは甘えじゃない」という一点です。
大事なのは、根性を足すことより、
壊れない構成に寄せることでした。
- 残業で吸収しない(上限を決める)
- 同時に抱えるタスク数を増やさない
- 限界ではなく「兆候」で相談する
このあたりは、復職後に僕が決めたルールにも繋がっています。
まとめ:インフラ運用がしんどいのは、あなたのせいだけじゃない
インフラ運用がしんどくなりやすいのは、ざっくり言うとこういう構造があるからでした。
- 止められない(常時対応になりやすい)
- 失敗できない圧が強いのに、条件が揃わない
- 評価されにくく、個人が吸収しがち
- しんどさが個人の根性に回収されやすい
だからこそ、
「向いてない」「甘え」だけで片付ける前に、
構造として整理して、自分を守る設計に寄せる方が現実的でした。

しんどいのは、あなたが弱いからじゃなく、構造が重いからかもしれません。
ここから読めます
今回の話の前後関係は、下の記事で繋がります。気になるものからで大丈夫です。
限界のサインを「5つ」に整理した記事です。

リーダーになってから「しんどさの質」が変わった話です。

「辞めたい」と思っても辞められなかった、家庭と責任の話です。

休職は逃げじゃない、と整理した記事です。

復職後に無理をしないために決めた「3つのルール」です。

テレワーク多め・残業制限という働き方は甘えなのか?を整理した記事です。

仕事・家庭・お金を切り離して考えるようになった背景(考え方の原点)です。



